テキサスホールデムにはよくインプライドオッズという言葉が出てきます。
インプライドオッズとは、ポットに入れる金額(リスク)がリターンに見合うかどうかという意味で用いられます。
この考え方は結構重要で、普段なら参加しないハンドでもインプライドオッズが合うなら参加する価値は十分にあります。
では早速具体例を見ていきます。
プレイ、ホールデム ノーリミット ($0.08/$0.16)
プリフロップ($0.24)
シート1(BB)
シート2(私)7♦、8♦
シート3
シート4(D)
シート5(SB)
7♦、8♦のスーテッドコネクタを得た私は標準レイズ額の2.5BBである$0.4でレイズインしました。
するとシート3は$1.36へ3ベットしました。
このプレイヤーに関しての情報はありませんが、まだ他に3人のアクションが残っているため、この3ベットはハンドの強さを表しています。
上位のペアか上位のスーテッドコネクタと読み、全員がフォールドすれば私もフォールドするつもりでした。
しかしシート4、5がコールしてきました。
シート1はフォールドしてアクションは再び私に回ってきました。
ポットは$4.64になっていて、これなら$0.96をコールするに十分な金額になっています。
もしシート4、5もフォールドしていればポットには$2しかなく、自分より強そうなハンドに対してポットの半分近い$0.96を入れてまでフロップを見にいく気になれません。
二人が$1.36にコールしたことによりポットが大きくなっているから、多少勝率は悪そうでも私もコールする気になったというところに注目して下さい。
つまりポットが大きくなったことにより、私が参加するインプライドオッズが見合ってしまったということです。
私もコールして4人でフロップを見にいきます。
フロップ($5.6)K♦、6♥、2♦
このフロップは私にとっては有り難いです。
フラッシュドローを引き当てた私は、セミブラフで相手を降ろしにいきます。
私はポットに$5を入れました。
他の3人はフォールドしました。
私は$5.35(レーキ$0.25)を獲得しました。
このようにポットが大きくなったらそれに伴い参加ハンドレンジも広がることを頭に入れておいて下さい。