フィル・ゴードンのデジタルポーカー ──HUD(統計ツール)でここまで勝てるをレビューします。
定価 2300円+税
ページ数 398
著者 フィルゴートン
監修者 百方恵二
訳者 松山宗彦
初版第1刷発行 2013.7.3
中上級者向け
まずこの本は私のポーカースキルを劇的にアップさせてくれた本です。
2013.9.3 $15
2013.9.4 $20
2013.9.5 $35
2.13.9.6 $30
2013.9.7 $28
2013.9.9 $18
2013.9.10 $33
2013.9.11 $12
2013.9.15 $9
2013.9.17 $14
2013.9.18 $12
2013.9.18 $9
2013.9.19 $12
2013.9.20 $4
2013.9.23 $12
2013.9.26 $8
2013.9.27 $5
2013.9.28 $12
2013.9.29 $20
2013.9.30 $22
2013.10.1 $36
これが私の最近のポーカースターズでの収支です。
少ないですがここ6日間連続でプラスの収支で、こんなのは初めてです。
この本に巡り合う前はアクションが全体的に少し弱めで、相手につけこまれる半端なプレイが多かったです。
しかしこの本を読んで、ホールデムマネージャー(統計ツール)を使うことの必要性を感じて取り入れたら、勝率が劇的に上がりました。
今は逆に相手の弱味につけこんでプレイできるようになり、前と逆転しています。
オンラインポーカーの面白味を味わわせてくれたこの本に心から感謝しています。
私は一応テキサスホールデムの基本は分かっていたため理解できましたが、読むのに10日程掛かりました。
結構難解な本で、ポーカー中上級者向けの本だと思います。
中身は大まかには四部構成になっており、ポーカー2.0の基礎とツール、ノーリミットホールデムに関しての戦術、ポットリミットオマハ(PLO)に関しての戦術、その他・ハンド例集になっています。
特に「神童たち」は著者のフィル・ゴードンが実際にポーカーの若き天才達、フィル・ギャルフォンド、ダニエル・ケイツ、アネット・オブレスタッドから習う場面が書かれておりとても興味深いところでした。
ノーリミットホールデムに関しては、トリプルバレルやフロート等の新しい概念が書かれており、プレイの幅を広げてくれました。
特にレンジ対レンジという考え方は自分にとっては真新しかったです。
ここの章は実戦で試しながら何回も繰り返し読んで、本当に理解したいところです。
ポットリミットオマハに関しては熟読していませんが、このゲームは5年くらい前のホールデムと同じくらいしか進歩しておらず、プリフロップさえ間違えなければ利益は出ると言ってました。
この本を読んだ後では、ドンクベットやスリーベット、コンティニュエーションベット、ブラフ、トリプルバレルなど状況や相手に応じて臨機応変に使えるようになりました。
HUDを取り入れたことにより相手をよく観察する癖がつき、またプリフロップのポジション毎のプレイがより洗練されたものになりました。
初心者にとっては難しいと思いますが、中上級者にとては良書なのは間違いありません。
特にローステークス以下では、プレイの幅を広げて勝率をアップさせてくれることは確実です。