2023.11.8(水)日光山内を回りました。その時の記録を時系列に書き留めておきますので、これから行かれる方は観光ポイントや所要時間を参考にして下さい。この日は東京方面から車で来て、今日宿泊する日光駅の近くに車を停め、国道119号を日光山内方面へ向かって歩きました。12:00前です。
日光プリン亭
まずは軽く腹ごしらえに日光プリンを食べてみます。11:40。
瓶に入ったプリンで、上にソフトクリームがのっています。濃厚で甘くて美味しかったです。407円でした。瓶は洗って持ち帰れるそうですが辞退しました。
日光山内へ歩いて見る
この日は天気に恵まれました。この通りには土産店や茶店がありました。道行く人は外国人観光客の多さが目立ちました。
日光橋に着きました。この橋を渡れば日光山内です。向こうに見える朱色の橋が神橋です。
日光山内
世界遺産日光の社寺に入っていきます。12:10。ちなみに日光山内には日光山輪王寺・日光山輪王寺大猷院(だいゆういん)、日光東照宮、日光二荒山神社の二社一寺があります。
勝道上人(しょうどうしょうにん)象です。766年現日光山輪王寺を創建し、日光山を開いた日光山岳信仰の祖です。
日光山輪王寺
比叡山延暦寺、東比叡山寛永寺と並ぶ、天台宗大本山の一つです。朝廷や幕府の信仰が厚かったようです。日光山輪王寺は宝物殿・逍遥園(300円)、三仏堂(400円)、大猷院(550円)ですが、まとめて買えば1000円です。
まずは宝物殿・逍遥園から見ます。宝物殿の中は撮影禁止でした。代々徳川家の肖像画等がありました。
これが逍遥園です。池泉廻遊式庭園で、男体山女峰山を背景に琵琶湖を模して作られたようです。紅葉がまだ残っていました。
池を一周してみます。
三仏堂へ行ってみます。中には馬頭観音(太郎山の本地仏)、阿弥陀如来(女峰山の本地仏)、千手観音(男体山の本地仏)が設置されています。要は日光三山が仏様の姿として祀られているということです。
相輪橖(そうりんとう)です。13.2mの青銅の塔で、家光公の発願により世界平和、国家安泰を籠めて1643年に建てられました。
大護摩堂の横ではお守りが売っていました。13:06。ここまでは1時間見れば回れます。
御土産御食事きしので湯波定食を食べました
ランチタイムです。御土産御食事きしのは、表参道から日光東照宮へ行く途中にありました。湯波定食2000円です。湯波の刺身と煮物が美味しかったです。お吸い物は少ししょっぱかったです。
日光東照宮
東照宮とは徳川家康公を祀る神社で、家康の遺言により、1617年二代将軍秀忠公が創建しました。その後三代将軍家光公の寛永の大造替で、400億円相当を掛けて1年5ヵ月で、きらびやかな建物に建て替えられました。境内には国宝8棟、重要文化財34棟を含む55棟の建築物があります。
表参道から石鳥居を抜けます。
五重塔です。今回中は見ませんでした。
チケットを買い表門から入ります。1300円でした。14:08。左右に仁王像が立っています。
神厩舎の三猿です。神馬をつなぐ馬屋で、猿は馬を守るとされてきました。建物には漆が塗られていなく、古びて見えます。
日光東照宮と言えば三猿があまりにも有名ですが、それは一部で他の絵もあり、猿の一生の物語になっています。青く塗られた雲は青年期の青雲の志を意味します。
上神庫(かみじんこ)です。想像の象の彫刻があります。小学生の時修学旅行でここで集合写真を撮った覚えがあります。
東照宮のシンボル陽明門です。霊獣約30種をはじめとする508体の彫刻で飾られています。
陽明門は国の国宝に指定されています。
中に入って右の柱は紋様が逆さまです。これはわざとで、完璧は返ってよくないということらしいです。
唐門です。将軍や大名のみが通ることができた御本社の正門で、現在も国賓相当の参拝者しか通れません。これも国宝に指定されています。
神輿舎(しんよしゃ)です。
狩野派が描いた「天女舞楽の図」が天井にあり、天女の絵の中では日本一の美しさと言われています。
東回廊の奥宮に通じる頭上に眠り猫があります。日光東照宮で唯一の猫の彫刻です。見る角度により表情が変わるそうです。眠っているわりにはスキのないポーズでした。江戸時代の名工左甚五郎作と言われています。
石段を登り奥宮へ向かいます。
奥宮には家康公が眠る墓所がありました。立派なものでした。
中に入ることはできませんが、宝塔の前には鶴の燭台、獅子の香炉、花瓶と言った三具足が置かれています。宝塔には家康公の分骨が納められています。
御本社へは靴を脱いで上がります。
御本社です。先の唐門の向こうにあるものです。
本地堂の鳴龍を見ます。天井に龍の絵があり、案内人が拍子木を打つとキィーンと共鳴して響き渡ります。
御水舎の水は使用禁止でした。15:19。東照宮の中を全部回ると1時間~1時間30分はかかります。
日光山輪王寺大猷院
三代将軍家光公の霊廟。「家康公の廟所を凌いではならない」という家光公の遺言で、規模は小さく控えめですが、趣があります。15:34。15:30が最終入場で券があるためぎりぎり受けてけてくれました。正面に見えるのが仁王門です。
二天門です。日光山内で最も大きな門です。
東を護る守護神持国天です。。
南を護る守護神増長天です。
天邪鬼を踏みつけています。
門をくぐると2019年3月に完成した雷神・風神象像があります。これは雷神像です。
風神像です。雷神・風神像とも新しい感じがします。
夜叉門です。霊廟に悪鬼が入らないよう四夜叉が守り固めています。
南の毘陀羅(びだら)。
東の阿跋摩羅(あばつまら)。
西の犍陀羅(けんだら)。
北の烏摩勒伽(うまろきゃ)。
唐門です。残念ながら時間が来てしまい、ここまでしか見ることができませんでした。15:45。この先が大事なのに惜しまれます。
まとめ
午前中のうちに山輪王寺だけでも見ておけばよかったと思いましたが、到着した時間が少し遅かったのでしょうがないです。結局山輪王寺と東照宮しか全部見れませんでした。山輪王寺は1時間、東照宮は1時間30分はかかります。それに昼食や休憩を含めて計画を立てて下さい。無理だと思ったら一日で全部回る必要はないと思います。日光山内は歩き時間が長く、休憩する所も少ないので気を付けて下さい。
無理すると倒れてしまい、このように救急車で運ばれてしまいます。日光山内でこういう事例は結構多いようです。
先のきしのやでお土産を買って帰りました。