奈良市街地
2024.11.18(月)早朝4:30に起き、始発の電車に乗って品川へ行き、始発の新幹線(6:00)で京都に向かいました。チケットは事前に手配しておき、新しいスーツケースを引いていきました。
新幹線は自由席で朝一なので十分座れました。辺りはまだ薄暗く品川で買った駅弁を頬張ります。少ししょっぱく、暫くして喉が渇きました。
京都でJR奈良線に乗り奈良へ向かいます。AM8:21通勤の時間帯ですが東京に比べてスキスキです。座席が縦並びゆとりがありますからね。
奈良駅と奈良から新大宮駅へ向かうまでの風景です。都会と比べてやはり人が少ないと思いました。奈良の地図を見て感じたのが複雑な路線構造です。JR奈良駅から近鉄奈良駅まで距離がありますので同じ路線の新大宮までは歩くよりなさそうです。奈良駅から徒歩15分くらいで、これから4日間お世話になる新大宮駅近くのホテル東横インに着きました。スーツケースを引いてきたので結構しんどかったです。ホテルにスーツケースを預けまた奈良駅に戻り大和路線で法隆寺駅に向かいます。
法隆寺の見どころ
法隆寺駅から十数分ほど歩いて法隆寺の南大門の前に着きました。法隆寺は飛鳥文化を象徴する聖徳太子の建てた寺です。修学旅行生も多く、こんにちはと挨拶してくれたのは嬉しかったです。にっこり笑って挨拶しました。そう言えば私も中学の修学旅行で来た覚えがありますが、全く覚えていません。せいぜい集合写真を撮った記憶ぐらいです。
南大門をくぐり西院伽藍の中門が見えます。左右に金剛力士像が立っています。拝観料と拝観時間は公式ホームページをご参照下さい。
法隆寺は1993年ユネスコの世界文化遺産リストに日本で初めて登録されました。石碑の向こうに五重塔が見えます。
中門をくぐりまず目に入ったのが五重塔です。高さは32.5メートルで日本最古の五重塔です。塔は仏教寺院において最も重要な建物とされています。
木造建築の素晴らしさを垣間見える感じでした。よく焼けずに残ったものです。中には釈迦入滅の像などがありました。1400年前の木造建造物は古色を帯びて落ち着きを与えます。
これが塔の右にある金堂です。中には薬師如来や釈迦三尊像等が安置されていました。鞍作鳥作の釈迦三尊像は思ったよりも小さかったですが、北魏様式の端正な顔で気品を感じさせました。まさに飛鳥文化の象徴です。周囲の壁にはグプタ様式の金堂壁画があります。撮影禁止ですので公式ホームページからご覧下さい。
大講堂です。
回廊の柱はエンタシスと言われる柱で中央にふくらみを持ち、パルティノン神殿の柱と同じ形です。飛鳥文化は中国、高句麗、百済、ギリシア、西アジア、インドの影響を受けていますが、それが分かります。
西院伽藍を出て大宝蔵院に行きました。正面が百済観音堂です。大宝蔵院には百済観音像、阿弥陀三尊像、玉虫厨子、夢違観音像が安置されています。夢違観音像を見忘れてしまったのは失態でした。百済観音像は細身の像で気品を感じさせました。
東院伽藍の夢殿です。八角円堂で聖徳太子の等身像と言われている救世観音像が安置されていました。南梁様式で柔和な顔立ちです。アメリカ人フェノロサが発見しました。
伝法堂です。聖武天皇の夫人橘古那加智の邸宅で奈良時代の住宅を知る貴重な遺構です。
中宮寺の中宮寺半跏思惟像と天寿国繍帳
法隆寺の東院伽藍の隣にある中宮寺です。聖徳太子の母穴穂部間人皇后の御願によって創建された尼寺です。拝観料は600円です。本堂には本尊の半跏思惟像が安置されています。南梁様式で、スフィンクス、モナリザと並んで世界三大微笑像と呼ばれています。左サイドにて天寿国繍帳の複製が置かれています。法隆寺と比べるとこじんまりした感じでした。
近くの北小路で昼食です。これで650円ですが安くて美味しかったです。帰りに干し柿も買いました。
法輪寺に向かって歩きました。奈良はこのような池や水田が多かったです。
池の隣の水田で、先程の池はため池だったのが分かります。
法輪寺
聖徳太子の御子山背大兄王が太子の病気の平癒を願って建立されたようです。拝観料は500円でした。三重塔、金堂、講堂の配置が法隆寺と同じでした。
1944年落雷で焼失し、自力で再建したようです。
これが講堂です。中にはたくさんの仏像が安置されており、面白いのは仏像の真後ろも近くから見ることができることです。中には学生がたくさんいて(美術部?)仏像をスケッチしていました。
法起寺
法起寺に向かう途中にコスモス畑がありました。
拝観料は300円です。他に比べて安いと感じました。
法起寺は太子建立七ヵ寺の一つに数えられ、国宝日本最古の三重塔が立っています。
聖天堂、講堂とありますが配置がごちゃとした感じです。収蔵庫に本尊の十一面観音菩薩が安置されています。
天満池
近くの天満池を散策しました。ヤギが繋がれていました。
落ち着く風景でした。法隆寺や他の寺を回り終えたら池の周りを歩いてみるのがおすすめです。
法起寺の三重塔を背景に斑鳩町とお別れします。
奈良の歩道
奈良の歩道を歩いてみて思ったのですが、防護柵のない路側帯が結構多く、道幅も狭いので暗くなってくると歩いていて危ないです。車の運転も気を遣うと思います。道が車で通る用にできていると感じました。
またここは信号が無いため、向こうへ行くのに3箇所の信号を回っていくより無いのはひどかったです。