
2025.2.7(金)根津美術館に行ってきました。JR渋谷駅から青山に向かって歩き、表参道の交差点を右折してヨックモックの前を通過して行きました。徒歩20分ぐらいで丁度いい散歩でした。
13:40頃です。入館料は当日券で1400円でした。他に音声ガイダンスは600円でした。折角観るなら音声ガイダンスも借りた方がいいと思います。根津美術館は、東武鉄道の社長などを務めた実業家・初代根津嘉一郎(1860~1940)が蒐集した日本・東洋の古美術品コレクションを保存し、展示するためにつくられた美術館です。所蔵品は2024年3月末の時点で、7,630件を数えるにいたっています。これらのうちには、国宝7件、重要文化財92件、重要美術品95件がふくまれています。展示は1階は受付、展示室1~3、ミュージアムショップ、2階は展示室4~6から成り、他に庭園が付いています。1階は古筆切と仏頭像、2階は中国殷周時代の青銅器や三国時代以降の銅鏡が展示されていました。写真撮影は禁止でした。
古筆切(こひつぎれ)というのは初めて知りましたが、平安時代に古今和歌集等の詩集を写したものに室町以降その字体に風流さを感じ取り(上流階級にそのような文化があった。)、ページを切り取って掛け軸に貼り付けたものです。
こんな感じでした。専門家でないと分からないので、音声ガイダンスを借りた方がいい理由です。
2階の青銅器は酒の甕的なものが多かったです。結構大きく独特の形をしていました。鉄器と違い青銅器は時代を経ても残るんですね。これらの青銅器が日本に伝わってきたのが弥生時代です。日本では銅鐸など祭器に使われていましたが、用途も違っていたのですね。
これが庭園です。案外広く2月なので特に花等は見当たりませんでした。
鯉を発見しました。
1階のフロアの如来坐像頭部です。天龍山石窟第16窟とあります。中国のこの時代は仏教が広まる時代で、石窟寺院がたくさん作られました。
北斉時代の如来三尊像です。法隆寺の金堂釈迦三尊像に似ていると思いました。葉っぱ様の背景等もです。
結局閉館の17:00まで見て回りました。2周しましたが2~3周してみる方が理解できると思います。所要時間はじっくり見るなら休憩や庭園散策も含めて3時間はほしいところです。早足で見るにしても2時間は欲しいところです。よくこれだけの物を集めたなっと素直に感心しました。